無人航空機の飛行に係る許可・承認書が発行されました。これは1年間有効となります。
許可・承認書が発行された段階は「スタートライン」です。実際に飛ばす際には、その都度いくつかの手続きと準備が必要になります。重要な流れを現場目線で整理します。
① 飛行前の必須確認(毎回)
まずは基本ですが、ここを外すと違反になります。
・飛行場所が許可範囲内か(人口集中地区・夜間など)
・機体登録(リモートID含む)が有効か
・バッテリー・機体の点検
・周囲の安全確認(人・建物・電線など)
② 飛行情報の通報(FISS)
多くのケースで必要です。
・使用システム:ドローンフライト情報共有機能(FISS)
・内容:飛行場所・時間・高度などを入力
・タイミング:飛行前までに登録
👉 特に包括申請の場合は「ほぼ必須」と考えてください。
③ 地権者・管理者の許可
見落としやすいですが非常に重要です。
・公園 → 管理事務所
・河川敷 → 河川管理者
・私有地 → 土地所有者
※航空法の許可とは別です(ここを間違える人が多いです)
④ 関係機関への連絡(必要な場合)
条件によって追加で必要になります。
・空港周辺 → 空港事務所
・イベント上空 → 警察署
・夜間・目視外 → 補助者配置や体制構築
⑤ 飛行マニュアルの遵守
許可書に紐づいているマニュアルは必ず守る必要があります。
・国土交通省標準マニュアル or 独自マニュアル
・補助者の配置
・立入管理措置(コーン・看板など)
⑥ 飛行記録の作成・保管(義務)
飛ばした後も義務があります。
・日時・場所・飛行時間
・機体情報
・異常の有無
👉 1年間保存義務あり
⑦ 事故・トラブル時の報告
万が一の時は必須です。
・人身事故
・物損事故
・行方不明
→ 速やかに国土交通省へ報告
■ 実務的に重要なポイント
現場でよくある失敗をまとめます。
・許可を取っただけで飛ばしてしまう(FISS未登録)
・土地の許可を取っていない
・補助者を置かずに目視外飛行
・飛行記録を残していない
■ 簡単チェックリスト(当日用)
これだけ覚えておけば安心です:
✔ FISS登録済み
✔ 土地の許可OK
✔ 機体点検OK
✔ 周囲安全OK
✔ マニュアル遵守体制OK
